上司の紹介で 青いけ さんに行ってきました。
丸太町通りから1本南の通りの住宅街にお店はあり、看板も出ていないので通り過ぎるくらいですが、中に入るとそこには素晴らしい空間が広がっていました。
訪問した時は2019年ミシュランガイドに掲載されるとのことでしたが星が付くかは不明とのことでしたが結果ひとつ星★が付いたようです。
空間・食器・料理の繊細さ・接客・素材など高いレベルで、3800円のランチならお得です。
青いけ
お昼のおまかせコース Menu A 3,800円
・Menu A 3,800円(メインディッシュを肉か魚からチョイス)
・Menu B 5,600円(メインディッシュが魚と肉の二皿付きます)
・Menu Dégustation 9,000円
テーブルセッティング
2階席に案内され伺うと窓から光が入り、家具も無垢の木でとても心地よい雰囲気です。

テーブルセッティング
テーブルにはベルナルド製シャガールのお皿があり、これからの料理に期待を持たせてくれます。

ベルナルド製シャガールのお皿
パンとオリーブオイル
パンがおいしくておかわりしてしまいました。どこから仕入れているか聞きそびれてしまった。

パン
パンには、お塩とオリーブオイルで頂きます。右上には白ごまとクミンとコリアンダーが添えられています。
この組み合わせが絶妙でパンだけでも楽しめます。

オリーブオイル 塩 クミン
アミューズ 冷たい前菜 Entrées froides
最初の一品は、お野菜を使った焼き茄子のムースです。
ムースは、皮ごと茄子を焼いて皮を外してからピューレ状にしたソースと卵白を合わせて作られたムース。その上にコンソメのジュレが乗ります。
茄子の風味が口の中に広がる優しい味で、野菜そのものの良さを生かされています。

アミューズ
提供される料理はイタリア製のERCOLE MORETTIのお皿で、一瞬で心を奪われ いつまでも眺められる美しさです。

ERCOLE MORETTI
本日のオードブル Hors-d’oeuvre
戻り鰹のたたき風カルパッチョが2品目です。
かつおのうえには水菜とセルバチコという少し苦みのあるハーブが乗ります。下には赤玉ねぎのピクルスに青汁でよく使われるケールをピューレ状にしたソースが添えられます。
まわりには黄色、緑、赤のトマトとイクラのようなフレンチキャビア(マスの卵)と白い玉ねぎのドレッシングとオレンジのトマトソースが添えらえています。
野菜の新鮮さと個性があり、かつお自体には手を加えない素材が十分に生かされた一品でした。

戻り鰹のたたき風カルパッチョ
アミューズ 温かい前菜 Entrées chaudes
3品目は、鱧の揚げ物です。
鱧に鶏からとったスープを含ませてから衣をつけてフライされています。
京野菜の鴨茄子から作ったソースを付けて頂きます。写真を見ず文字だけを見ると京料理のような響きがします。

ハモ
鱧の断面です。 鶏のスープを含ませてあるので当然ですが、こんな旨みのある鱧に出会ったことはありません。
写真でもみずみずしさがわかります。

ハモ アップ
本日のポタージュスープ soupe à la crème
温かいさつまいものスープが出てきました。
福島県産のさつまいもを使い、黒い模様は黒ゴマを使ったペーストが添えられています。
スープの中には一保堂さんのほうじ茶で作った寒天がトッピングされています。
一保堂のほうじ茶のファンなので思わずテンションが上がりま、さつまいもでも甘ったるくなく口当たりも程よい滑らかさでした。

さつまいものスープ
メイン料理 premier
肉料理( 自分の注文した分 )
岐阜県で育った養老山麓豚の肩ロースを網焼きしたメインプレートです。
お肉の下に敷かれているソースは、エシャロットと玉ねぎをみじん切りにしたものをコンソメとフォンドボーで煮詰めたソースになります。
お肉はビックリするくらい柔らかく牛とは異なる旨みが噛むほどに溢れます。
写真でもわかるようにみずみずしく仕上がっています。

養老豚のグリル
つけ合わせのお野菜は、手前からミニアスパラと大黒本しめじ( 下記のリンクカード参照してください )になります。
豆のような物は北米産のアピオスで お豆とお芋の間ぐらいの食感です。
モロッコインゲンとキタアカリで作ったパンケーキが添えられ、芽野菜のピーテンドリルが添えられます。

養老豚のグリル 付け合せ
魚料理( パートナーの注文した分 )
赤いさきのロースト スープ仕立てになります。
新鮮ないさきの皮面が香ばしくカリカリにローストされており、スープはドライトマトとアサリをコンソメで煮たアミノ酸たっぷりで旨みのあるスープ仕立てです。
つけ合わせは、マッシュルームとミニアスパラにクコの実がトッピングされます。
少し食べさせてもらいましたが、カリカリの皮の食感と優しスープが印象的でした。

赤いさきのロースト
デザート Le dessert
デザートのプレートは、ベイクドチーズケーキです。
ベークドチーズのアイスクリームが乗っており、竹炭を練りこんだメレンゲとエクストラバージンのパウダーが添えられています。
アイスの上の棒は竹の皮が入ったチョコレートです。

ベークドチーズケーキ
素敵なうつわでコーヒが出ました。( Wedgwood / ハーレクイン ティ-カップ&ソーサー マーガレット )

Wedgwoodカップ
青いけ
メニュー
コースのメニュー

コースメニュー
ドリンクのメニュー

ドリンクメニュー
青いけ
お店の様子
外 観
一見フレンチレストランとは思えない京風な外観です。
実はこの建物は建築家の中村外二氏がかかわっており、中村外二工務店の方が身内におられるとのことでした。

青いけ 外観
店 内
数寄屋造りの良さを残しつつモダンに改装された店内は一見の価値があります。
中村外二工務店は世間をにぎわせているZOZO前澤氏の豪邸にもかかわっていると言われていました。

青いけ 店内
美術品も定期的に入れ替えられており、美術館に展示するレベルの物もお目見えするらしい。

青いけ 店内
青いけ
ま と め
ポイント
- スタッフの方が料理についてしっかり説明をして下さり、帰りがけに質問はないか声をかけていただけるほどお料理に対して熱を感じました。
- 素材を引き立たせるシェフの気概が伝わってくるお料理でした。
- 店舗などハイセンスな空間。
- この内容で3800円(税別)はコスパ抜群です。
- 良い意味でも、悪い意味でもおまかせである。
食べログの評価
2018年10月現在『 3.51 』の点数が付いていました。今後点数が上がっていくんでしょうか。
食べログの口コミ
妻とのランチは、妻の希望もあり、とにかくフレンチで・・・。
お店を何処にするか?色々と悩んだ末、私自身も行ってみたいと思っていた竹屋町通高倉西入の『青いけ』さんに決定!
電話予約時にテーブル席かカウンター席か、どちらが良いか聞かれたんですが、調理されるシェフの手元が見えるカウンター席でお願いしました。さて、『青いけ』さんですが、和割烹のような佇まいが特徴のフレンチ店です。
入店と同時に1Fカウンター席に案内されると、いきなりアンディー・ウォーホルのサービスプレートが目に飛び込んで来ます。
このプレートを見ただけで、お料理に対する期待感が高まりますね。
住所 電話番号 営業時間 定休日
フレンチ青いけ | |
---|---|
訪問日時 | 日曜日 13:00入店 |
金額 | |
予約 | しました( 予約をおすすめします ) |
住所 | 京都市中京区竹屋町通高倉西入塀之内町631 |
電話 | 075-204-3970 |
営業時間 | 昼:12:00 ~ 13:30 夜:18:00 ~ 21:00 |
定休日 | 月曜日 |
食べログ | https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26023539/ |
地域 | 中京区 |
カテゴリ | フレンチ |
特徴 | ★超うまい ミシュラン ランチ |